《停念堂閑記》21
「停念堂寄席」21
「今日も楽しく !」 (2019-01-16)
ようこそお越し頂きまして、厚く御礼申し上げます。
今日は、大寒波将来。大雪警報が出てますな。
ちょうど、大学入試センター試験の日。関係者の方々の苦労は大変ですな。
もっと、要領よくできる方法はいくらでもあるでしょうに。
一度システムを作ってしまうと、その変革は、中々大変のようですなー。
変革には、どうしても利害関係が絡むことになるから、余程の事がなければ、抜本的な手が加えられないのでしょうなー。きっと。
大雪は、余程の事にカウントされる事ではないのでしょうな。
しかし、受験生は当然のこと、試験を実施する側も、準備に大わらわですよ。
悪天候は、毎年、心配されることなのに、試験期日の対策は、一向に改善されませんな。なにが、障害になっているのでしょうかね。
基本は、大学入学の選抜ですからね。選抜に公平性が保たれれば、試験期日を動かすことは可能であろうと、思われますがねー。
そして、各大学で実施する大学独自の入試が行われるのですから、この組み合わせをもっと合理的にする方法は、あるように思われるのですが。
色々と、利害関係が、絡んでいるのでしょうなー。お役所、学校、受験産業等々、それぞれの思惑があることでしょうから。
それにしても、大雪は大変ですなー。
小生は、道産子でしてね。豪雪地帯ではありませんが、育った所は、冬期は、ほどほど50・60センチ程の積雪がありましたよ。子供のころは、平均すれば、現在より積雪は多かった感じがしますなー。身体の小さい子供の感覚だったせいもあるのでしょうかね。結講、積雪があった気がしますなー。
小学校へは、約3キロメートル位の道程でしたが、田舎のことゆえ、路線バスなど当然なく、ただ歩くのみでしたね。
それでも、元気を出して通いましたなー。
朝、登校する時は、両側畑の中の道を行くわけで、雪の降った日には、新雪の積もった道を、一番乗りで、こぎ分けて行くのが、自慢でしたね。
当然、今のように、除雪が行われることはありませんから、行き交う人によって踏み固められて、雪道が形成されるわけで、いっぱい雪が降った場合には、先に歩いた人の足跡どおりに辿っていくのですよ。しかし、子供のころは、歩幅が狭いから、大人の足跡を辿るのが中々骨が折れましたよ。
10センチ位の適度な新雪の場合は、ゴム長靴の上の部分をゴム製のバンドで引き締めて、雪が入らないようにして、新雪を蹴散らして行くのが楽しみでしたね。誰もまだ歩いていない、真っ白な道を、最初に新雪を蹴散らして進むのは、結講快感なのですよ。
学校へ行く途中、掘り割りになっている所があって、ここがなかなか難所でしたね。道の両側が、1メートル以上高くなっているので、この掘り割りの部分に雪が積もり易いのですよ。
一度、新雪がかなり降った朝、一番乗りで、この部分に突入したことがありましたね。
雪は、フワフワで、胸当りまでありましてね。
当然のこととして、少し進んだところで、身動きが出来なくなってしまったのですよ。
もがいても、もがいても、どうにも脱出できなくなりましてね。弱っちゃったのですが、こんなところ、人に見られたら、恥ずかしいですからね。とにかく、早く脱出しようと、焦りましたね。
そこで思いついたのは、そうだ、オーバーコートを脱いで、それを雪の上にひろげ、それにそーっと上がれば、ぬからずに済むのではないか、と言うことですよ。
これも、中々大変な作業でしたが、泳ぐように、これを繰り替えすうちに、ついに掘り割りの片方の肩の上に辿りつくことに成功しましたね。
幸い、誰にも見つかりませんでしたよ。見つかったら、ひやかされますからね。カツコ悪いですからね。
学校は、立派な ? 年期の入った木造の平屋建てでしてね、廊下の窓は、ピシットしまる代物ではありませんでしたな。
場所によっては、かなり隙間ができていて、吹雪の時は、そこから雪が吹き込んで、廊下に、小さな吹きだまりが出来ましたね。
吹きだまりのある廊下なんて、すごくロマンチックでしょう。
数メートル先から、走ってスピードをつけて、この吹きだまりの上に、ポンと飛び乗るのですよ。
そーしたら、ツーっと、滑るのですよ。
学校の廊下で、雪滑りが出来たんだから、それはそれは、スッゴク良い学校でしたよ。
学校の廊下と言えば、高校の時に、薬缶に水を入れて、教室の廊下に、そのクラスの先生のアダ名を水で書いて回った芸術家がおりましてね。廊下に、各クラスの担任の凍ったアダ名の芸術作品が出来たのですよ。
この芸術を解さない先生がおられましてね。カバさんだったか、イヌさんだったか、もう記憶にはありませんが。
処分をせねばと、職員会議に掛けられちゃったのですよ。
そしたら、名物の「六さん」と呼ばれていた体育の老先生がおられたのですよ。
かつて、NHKで「さくらんぼ大将」と言う、ラジオドラマをやっていたことがありましてね。その主人公が「ロクロウタ」と言うのですよ。これが、このドラマ舞台が、東北地方だったので、ロクロウタの台詞は、バリバリの東北弁だったのですよ。
ところが、高校の体育の老先生が、これが根っからの東北弁。ズーズー弁でした。
この東北弁つながりで、先生のアダ名は「ロクロウタ」。通称「ロクさん」。
ものすごく頑固で、オッカナイ先生、殆どの生徒は、叱られたことがあったので、生徒からは、呼び捨てにされることが多く、単に「ロク」と呼ばれたりしていましたね。
数学の先生の中には、答えが63になった時に、「ロク サン」でしょ。なんて、笑いをとろうとしていた先生もいましたね。
職員会議で、いよいよ氷アダ名の芸術家の処分をどうするか、となった時に、この「ロクロウタ先生」が、こんな子供のいたずらごとに、処分だ何だとは、大人げない、とやってくれたらしいのですよ。漏れ聞いた噂では。
結局、処分はされませんでしたね。
氷の芸術家にとっては、「ロクさん」様々でしたでしょうね。
「汽車を追い越すロクロウタ」など言われた、馬力のある先生でしたが、「ロクさん」は、やっぱりヒーローだったのですよ。
あのー、犯人は私だったのではありませんよ。念のために。
私は、そんな度胸は、全然ない、ジミーな存在でしたから。ホントだよ。
北海道では、凍り付くような寒さをシバレルと言います。
このシバレがひどい朝には、電線や木の梢に、1センチに満たない程の薄い平たい氷が付くのですよ。
これが、風に吹かれたりして、何かの拍子で、ハラハラと散ってくるのですよ。これが朝日に照らされて、キラキラと降って来る樣は、とっても奇麗でしたよ。
しかし、こんな朝は、もう、耳がシャッコクて、シャツコクて、痛く感ずるのですよ。
北海道では、冷たいことをシャッコイと言うのです。
もう、耳がシャッコクて、痛くてしょうがなくなるのですよ。たまらず、手でこすったり、揉んだりして、血行を良くするのですよ。
血行が良くなりだすと、今度は、血管が開くせいか、これまた、痛くなるのですよ。
中学生の時、クラスのS君が、片方の耳をすごく大きくして登校して来たことがありましたよ。
片方の耳が、赤みを帯びて腫れ上がって、やけに大きくなっているのですよ。凍傷になっちゃったのですよ。
彼が言うには、耳がパチンと言った。と言うのですよ。
もう、耳の表皮が耐えきれなくて、パチンとはじけちゃったのですかね。
兎に角、北海道の冬は、結講厳してものですよ。
さて、話はがらりとかわりますが、世の人は、皆と言って良いのでしょうね。
たまには、違うよ、と言うお方もおありかも知れませんが、まあ、殆どの方は、日常は、楽しく、面白く過ごしたいと思ってらっしゃる、と見て、間違いないでしょうな。
誰しも、特に意識してはおられないかも知れませんが、今日も一日、楽しく、面白く過ごせたら良いと、思ってらっしゃるに、相違ありませんな。
今日、ここにお見えになられた方々は、流石です。大正解ですよ。
一日、とても楽しく、面白く過ごせますから。
間違いございません。
おそらく、そうなりますから。
多分ね。
たまには、そうなることもありますから。
運が良ければ。
と、だんだん怪しくなってまいりますが。
あの大谷投手だって、たまには、ホームランを打たれることもあるのですから、たとえ外れて、スカであっても、仕方ありませんよ。
そのような時には、とりあえず、スパッと諦めてですね、新規蒔き直し。
新たに、前向きに、進むことにした方が良いですよ。
そうです。諦めが肝腎。
諦めは、新たなスタート点。
諦めこそが、次の生産の母体ですから。
諦めがあってこそ、進歩があるのですから。
諦めは、希望の星 ! なんちゃって。
お分かり頂けましたね。
と言うことで、今日の話は、たいして面白くなくても、セーフと言うことが、了解されたということですよね。
これで、行き当たりバッタリの、下らない話が可能な状態になったわけです。
ねー、これで今日も一日、楽しく、面白く過ごせるようになりましたよ。
果報は、寝て待て。棚から牡丹餅は、そうそうはございませんよ。
やっぱり、自分で努力しなくては。
ウサギ待ち待ち木の根っ子で、待ちぼうけになっては、詰まりませんから。
ダメ元ででも良いから、3・4匹でも、5・6匹でも、追っかけた方が、1匹くらいは、ものになるかも知れませんよ。
たまには、ドジなウサギだって、きっといますから。
と言うわけで、何の話にしますかね。
最近は、もっぱらトランプさんの話でもちきりですなー。
それにしても、変わった方がアメリカ大統領になってしまいましたなー。
世界中の予想屋さんは、ほとんど大ハズレ。スカーっちゅうものですな。
世界の警察の元締だった地位が、大方向転換。アメリカン・カンパニーの社長さんに化けちゃいましたよ。
自社さえ儲かれば、他は、知ったこっちゃねー、としゃーしゃーと、つぶやいていますなー。
企業の1経営者であればともかく、まだ就任前とは言え、アメリカの大統領の地位を約束されているお方ですからね。
外国の一企業の経営に、干渉してくるのですからね。
たまったものではありませんよ。あきれかえるばかりですなー。
立場が、立場だけに、一歩間違えると、もはや脅迫ですよ。
ツブ焼きは、浜辺で焼く物。
江ノ島などで焼いているのは、サザエですが、北海道では、浜辺のバーベキューで焼くのは、ツブ貝が一般的ですよ。
決して、サザエにひけをとりませんよ。焦げた醤油の香が、また、たまりませんなー。
比べて、トランプさんのツブヤキは、食えた代物ではありませんなー。
安倍首相も、予想外の味で、コンロの網の上に載っけられたツブになってしまい、尻に火がついて、対策に海外飛び回っていますな。
今迄築いて来た国際関係が、スカになっては大変ですよ。
中国・韓国・北朝鮮・ロシアに加えてアメリカとなりますと、四面楚歌を超えて、五面疎禍(疎は親しくない。禍は災い。)の状態ですよ。
ゴメン、と謝れば済む事態ではないですから。
戦後、ずーっと、そうですが、国際的な安全保障や経済をはじめとする多くの分野で、アメリカの傘下で、とにかくなんとかなって来た日本ですが、こんどは、アメリカン・カンパニーのトランプ社長さん。傘下の関連会社に対しても、本社の利益最優先で、容赦ない注文を一方的に浴びせ掛けて来る様相ですなー。
まるで、ジャイアンのようですわ。
スネおは、どうしたらいいのでしょうな。
こうなっては、ドラえもんを頼るよりありませんなー。
とりあえず、のび太君を捜さなくてはなりませんよ。
安倍首相、うまいこと探し出す事ができますかねー。
フィリピンをかわきりに、オーストラリア、インドネシア、ベトナムなどへと飛び回っていますが。
お土産の大金を持って。
果たして、上手く行くのでしょうかね。
フィリピンへの援助額が1兆円だって。
中国の脅威に対処するためには、フィリピンとの関係を密にする必要があるのでしょうが。
この方も、中々、トランプさんに劣らない個性の持ち主ですよ。
ただただ、気前良くお土産を置いて、帰って来るだけだったりして。
本当に大丈夫なのでしょうね。
なんでも、金で解決のおぼっちゃま君のようにやれるんですかね。
安倍首相。
韓国へあげた10億円。サッパリ効果が無いようですよ。
お隣は、政権が代われば、また、元の木阿弥。過去の問題を蒸し返されるに決まっているとの予想が、最初から強かったですよねー。
でも、そのような意見に耳を傾けようとはせず、お金を撒いてますが、果たして効果が上がっているのでしょうか。
北方領土問題にも、これから、どれほどお金が撒かれるのでしょうかね。
こちらは、きっと、半端な額では済まないのでしょうね。
トランプさんも、防衛関係で、いくら吹っかけて来るか予想もつきませんよ。
安倍首相。おぼっちゃま君方式の、金で解決。ばらまき手法を何時まで続けられると思ってらっしゃるのですか ?
おぼっちゃま君は、大金持ち。だから幾らでも出せるのですよ。
しかも、漫画。なんぼ出しても、誰にも損害を掛けません。
本来、バラマキをやれる状況では毛頭ありませんよ。
それを首相、行く先々で、大盤振る舞い。
こちらは、漫画チックではありますが、漫画では御座いません。
れっきとした現実です。
最も基本的なところで、とんだ勘違いなさっておられるのでは ?
既に、国の借金総額は、1,000,000,000,000,000円を突破しているのですよ。
0が15も並ぶ数値、だいたい、一発で読めますか、ちゅーの。
一、十、百、千、万・・・・と、位取りを間違えないように、何回か繰り返えし試みなければ、読むことも覚束ない金額ですよ。
こんな時には、漢字は便利ですな。
一千兆円。
先日、日本におけるタンス預金が、875兆円にのぼっている、と言う報道が有りました。
本当ですかねー。信頼される数値なのでしょうか。
だいたい、どうやって調べたのですかね。
一軒一軒、令状を持って、調査したのですかねー ?
お宅に、調査員来ました ? タンスの中身を調べさせて貰いますと。
少なくとも、我が家のタンスは、調べられたことはありませんよ。
尤も、空だから調べる価値がなかったのかも知れませんが。
どなたのタンスを調べたのですかね。
きっと、有るところには、有ると言うことのようですなー。
政府は、きっと、国民のタンス預金がこれほどあるのなら、銀行等に預けてある分を引出しに来る心配はない、取り付け騒ぎなど、全く心配ない、と踏んでいるのでしょうかねー。
因に、分かりやすいように、875兆円を人口1億人で割ると875万円となりますよ。赤ん坊から老人まで、1人当り875万円の現金を、タンスにしまい込んでいる、と言う勘定ですよ。
仮に、4人家族の家のタンスには、3,500万円の現金が潜んでいる勘定になりますなー。
これが、東北大震災時の大津波の時には、こんなタンス預金が悉く流されてしまったのでしょうか。
はたまた、糸魚川市の大火では、全部燃えてしまったのでしょうか。
えらいことですなー。
証拠の無い事態でしょうから、保証はして貰えないのでしょうし。
タンス預金保険なんて、聞いたことありませんよね。
津波にあって、タンス預金が流された、火事でタンス預金が燃えちゃった、と言う具体的なニュースには、お目にかかった記憶がありませんなー。
現実には、起こっているのでしょうかね。
大きな社会問題ですよ。
これからは、メディアもこの点について、注意を払って貰いたいものですなー。
話は、幾分横道に入ってしまいましたが、兎に角、国の謝金は、もはや返済不能であることは、間違いない事でしょう。
国の借金を0にする対策は、無くはないですね。
国債の徳政を発すれば良いのだから。
例えば、日銀にどんどん紙幣を作らせて、それで国債を買い占めさせ、日銀の所持する国債に対して徳政を実施すれば、損をするのは日銀だけで、他の人には、直接の損害を与える訳ではありません。
ただし、この徳政によって、発生する経済混乱は、予想がつきませんが、兎に角、国の借金はなくなりますよ。
笑い話の無茶苦茶な事だけれど、やってみますか ? ? ?
国の借金の返済、減額など、もはやできる訳が無い状態なのは、百も、千も、万も・・・・1千兆も承知の上で、首相は、まったくのおかまいなし。なんぼでも振りまいて歩いていますなー。
花咲か爺さんのような見事な花が、開くのでしょうかね・・・・・。
なにか、最も基本的な肝心な部分で、取り返しのつかない、大きな勘違いが生じているのではありませんかねー。
もうじき節分です。
ひょっとしたら、フクはウチ の掛け声と共に、まだ、封のされたままの、福沢さんが飛び込んで来るかも知れないことを期待して、今日も、一日、楽しく過ごしましょう。
お疲れさまで御座いました。お後がよろしいようで。