《停念堂閑記》27

「停念堂寄席」27

 

「ヒマなら回れ」 (2017-07-03)

 

本日も、ようこそお出で下さいました。

厚く御礼申し上げます。

本当に、よくいらっしゃいました。大歓迎で御座いますよ。

おヒマなお方、無条件に、大歓迎で御座いますから。

今日も、ヒマ潰しにどうぞお付合い下さいませ。

話は、毎度の代わり映えのないアホくさい、バカバカしい、クダラナイの三拍子を兼ね備えた、行き当たりバッタリのアホくさい、バカバカしい、クダラナイ話で御座います。

とにかく、ヒマ潰しが、そもそもの主たる目的で御座いますから、この路線から外れないように、極力配慮して、参らなければならないのですよ。

ところで、ヒマ潰しには、擂鉢(スリバチ)と擂粉木(スリコギ)が、無くてはならない、必需品なのですよ。

まず、スリバチに、ヒマの素を適量入れまして、スリコギで、トントン、ゴリゴリと、ヒマに任せて、砕き、擂り潰していく分けであります。

特に技術が必要とされるものではなく、極めて、単純な作業でありますが、これがヒマ潰しには、持って来いなのでございますよ。

スリバチの中で、ヒマが、時にはすこぶる美味となり、時にはとんでもない食えたものではなくなったり、行き当たりバッタリの味になるのですよ。

ヒマな時は、是非是非お試し下さいませ。

あのー、ですね。

本当に、スリバチとスリコギを整えなくても、良いのですよ。

真面目な方(かた)は、そうか、ヒマ潰しには、スリバチとスリコギが無くてはならないのか、などと買い求めに出かける方(かた)がおられるかも知れませんので、念のために、蛇足ながら、予めお断り申し上げておきますが、ここでは、バカバカしい話の設定上、スリバチとスリコギが必要だ、と言っているだけですから。わざわざ、本当に取り揃えることは毛頭御座いませんよ。

もっとも、是非共、取り揃えたいとお思いの方(かた)は、取り揃えても、なんら問題はございませんよ。

どうぞ、お好きになさって結構でございます。

スリバチとスリコギを整えるには、結構ヒマ潰しになりますから。

まず、スリバチとスリコギは、どこで売っているかなー、と考えますわなー。

銀行、郵便局証券会社などは、ダメでしょうなー。

自転車自動車・船舶・飛行機会社では、買えそうにありませんよ。

なんて、色々考えて、そうだ! 総合商社だったら扱っているに違いない、とようやく本命に辿り着きますわなー。

それでは、ゴツビシ商事、ゴツイ物産、ゴツトモ商事、エトウ忠あたりでどうかな。

まてよ。駅前に角紅(カクベニ)の支社があったなー。なんて気がつきますわなー。

しかし、待てよ。角紅(カクベニ)の受付のオネーさんのところへ行って、いきなりスリコギを切り出すと、きっと、怪しまれるなー。警備員が飛んで来ては、ややこしくなるぞ。

なんて、色々、考えた挙げ句、結局は、雑貨屋さんか、ホームセンターで売ってそうだなー。なんて気がつくでしょうー。

それでは、ちょっくら、行ってみべーか。と言うことになり、ヨッコラセとおもむろに立ち上がることになりますわな。

この時には、ヨッコラで、一度切ってですね。次のセで、立ち上がるようにすることをお奨め致しますよ。

年を取るとですね。ヨッコラ段階では、まだ足腰の方迄、立ち上がるのだぞ、と言う脳からの指令が行き届いていないのですよ。

だから、ヨッコラの段階で立ち上がろうとすると、準備不十分の状態なので、コケちゃったりしましてね。大変危険ですから、ヨッコラで暫し時間を稼ぎ、セの段階に至ってから、おもむろに立ち上がるのが、よろしいようですよ。

ちょっと、練習してみましょうか。

では。ヨッコラ。

アーッ。ダメダメ。ここで立ち上がっては、危険だと言ったでしょう。

くれぐれも、気をつけて下さいませよ。

それでは、もう一度、参りますよ。

ヨッコラ。一呼吸。

そうです。その調子。その調子。

それで、セっと。

はい。ここで立ち上がるのですよ。

はい。うまく行きましたね。この調子でお願い致しますよ。

お客さん! やりましたね。一発クリアーですなー。

しかし、お客さん。

気をつけて下さいませよ。

こんなアホくさい、バカバカしい、クダラナイ事に、易々と乗ってしまうタイプの方は、詐欺にひっかかり易いタイプですからね。

本当に、気をつけて下さいよ。

電話がかかって来た時には、ぱっと、直に対応してはいけませんよ。

分かってますね。練習したのですから。

まずは、ヨッコラ、で一度、小休止ですからね。

それから、セと進んだところで、おもむろに、受話器に手をかけ、ウンコラでこれまた小休止を入れて、次のショで、受話器をとるようにして下さいよ。

ヨッコラ セ。ウンコラ ショの順ですからね。よく覚えておいて下さいよ。

そして、まず、第一声ですが、いきなり名乗りを上げてはいけませんよ。

ハイ。安部(あぶ)で御座います。なんて名乗ったりしますと、すかさず、加古池(かこいけ)で御座います。などとつけ込まれますからね。

いきなり名乗って良いのは、佐木(さぎ)さんだけですからね。

佐々木(ささき)さんではございませんよ。

佐は重ねない、一個だけの佐木(さぎ)さんですよ。

佐藤さんの佐に草木の木で、佐木(さぎ)さんと言うのですよ。

電話をして来た振込め詐欺の連中だって、ビックリするようですよ。

もしもし、とやったら、いきなり、ハイ、佐木(さぎ)です。とやられたら。

振り込め詐欺側としては、「阿部(あぶ)さんでございますか。こちら市の年金課の加古池(かこいけ)と申します。このたび年金の支給漏れがありまして、阿部(あぶ)様には、追加の支給が御座います。」なんて言う乗りでやろうと思っていたところ、いきなり、ハイ、佐木(さぎ)ですよ。なんてやられると、不意をつかれて、一瞬口ごもるようですよ。

「私は、サギではありません。」なんて、弁解がましい事を口走っちゃったりしましてね。

そしたら、佐木(さぎ)さんの方は、すかさず「佐木(さぎ)は、私ですが。」と切り返すのですよ。

そしたら、振り込め詐欺側は、いよいよ焦って、「ひとを騙す気か。」なんて。「騙すのは、こっちの方だ。これから騙されるのは、お前の方なのだよ。」なんて、ついつい本音を吐露することになりますからね。

佐木(さぎ)さんだって、弱みは、あるのですよ。

「さぎ」の上に「う」をつけると、とたんに、カメさんに頭が上がらなくなってしまうのですよ。

ね。ウサギさんと、カメさんの勝負は、ウサギさんの負けに決まっていますからね。

しかし、昔のウサギさんとカメさんは、たいしたものだったんですなー。

向うのお山の麓まで、どちらが先に駆け着くか、競争したのですよ。

今は、こんな競争をするウサギさんとカメさんは、いませんよ。きっと。

ねー。いくらヒマだからと言って、こんな競争するヤツはいませんよ。

ウサギさんは、足に自信がありますから、ピョンピョンと快調にとばしたでしょうね。本当かどうか、実験した事は御座いませんが、この間、テレビでやってたところによりますと、ウサギは時速80キロ程で走れるようですよ。

高速道路ではなく、一般道でもですよ。

速度違反。ネズミ獲りならず、ウサギ獲りにひっかかりますなー。

ガソリンだの、電気だの、水素だの、ハイブリットなどとややっこしいこと言わずに、ウサギエンジンにすれば良いのにね。人参で十分走るようですよ。

カメさんは、到底ウサギさんに勝てる訳がないのですよ。

そこで、カメさんは、考えましたな。

そうだ、ロケットなら早いぞ。月へだって行けるぞ。

月は、やっぱり砂漠が多いのだろうな。月の砂漠と言われるくらいだから。ラクダもいるはずだな。

しかし、月へ行ったら、月夜と言うのがあるのかね。

満月とか、十五夜とかは、どうなるのだ。

月見をするには、さしあたり地べたを見ると言うことか。風情がないな。

待てよ。月には、既に、ウサギさんが行って、餅つきしてるからな。そんなところへ、ノコノコいったところで、シャーないな。

しかし、なんで、ウサギが餅つきをねー。ウサギは餅などたべないよ。

えっ、人参餅だって。そんなのありますかってんですよ。

まてよ。ひょっとして、あったりして。

ダイコン餅があるくらいだから。

大体、向うのお山の麓には、ロケットの着地場がないから、ちょっと無理だな。

そーとなれば、やっぱ新幹線かね。

新幹線は、速いよ。「ひかり」だからね。

私らは、子供の時から、一番速度の速いのは、光だと教えられてきましたからね。

しかし、この概念をあっさり覆したのが、東海道新幹線ですからね。

「ひかり」より速い「のぞみ」と言うのがあるのですよ。「ひかり」より速いのですよ。どんなスピードなのですかね。

「ひかり」より速い、と言うことは、東京駅を出発したとたんに、もう、博多に到着しているでしょうからね。駅弁食べる暇なぞ、全くありませんよ。

すごいですね。

よし。ロケットなどメじゃないな。断然「のぞみ」だな。

ウサギさん、悪いね。精々ピョンピョンやって下さい。

こちらは、スタートしたとたんに、向うのお山の麓だからね。

悪いね。ウサギさん。

ところで、本題は何の話でしたかね。

そうそう、スリバチとスリコギを買いに行く話でしたね。

とにかく、スリバチとスリコギを整えるのは、テマヒマが掛かって、難儀なことこの上ないことなのですから。

雑貨屋さんへ行こうと思って、ヨッコラのセで立ち上がるでしょう。

セで立ち上がるまでに、月へ行ったり、博多へ行ったり、結構、時間がかかるのですから。

首尾よく、スリバチとスリコギを整える迄には、早くみても、3泊4日は、みなくてはいけませんよ。

人間、何かを購入しなければならない局面となりますと、誰しも安価で高品質のものをと思う訳です。極めて自然な発想でありますな。

このような基本的な欲求を満たすには、どうすれば良いか、と言うことになりますと、スリバチとスリコギの場合は、ヤッパリ、かっぱ橋の調理道具の商店街へ行ってみるよりありませんな。

知ってますよね。かっぱ橋の商店街。東京都台東区松が谷上野浅草の間にありますよ。料理に関する道具は、とにかく何でも売ってますよ。

騙されたと思って、一度出かけてみて下さいよ。

爪楊枝から焼き鳥の串まで。 これでは、あまり距離感がないな。

笊(ざる)から籠(かご)まで。 これも変わりないか。

シャベルからブルトーザーまで。これは、距離感はあるけれど、料理には関係ないか。

とにかく、料理に必要な用具は、小から大まで、なんでも揃っていますよ。

スリバチとスリコギなんざー、かっぱ橋へ行けば、ちょちょいのちょい、と屁のカッパ、てなもんですよ。

てなもんで、青森の人だって、新幹線東京駅ではなく、上野駅で降りて、あとは、JRでも、地下鉄でも良いですから、乗り換えてすぐですよ。

これで、一丁上がり。スリバチとスリコギは、ばっちりゲットと言うことになりますから。

意気揚々と、青森の自宅に戻ればいいのですよ。

そしたら、おばあさんが、おじいさん一体どこへ行っていたの。捜索願を出すところでしたよ。ときますから。スリバチとスリコギをゲットした一 部始終を言って聞かせるのですよ。そうしたら、おばあさんは、えらく感動するかと思いきや、スリバチとスリコギだったら、家にありますよ。ときますから。 ここでは、思いっきりコケルより無いと言う次第でありますので、一番最初に、おばあさんにスリバチとスリコギがあるかどか確かめるのが肝腎ですなー。

お買い求め頂いた場合は、折角ですから、早速使ってみた方(ほう)がいいですよ。

そうですね。

突然で、はなはだ恐縮では御座いますが、「ずんだ餅」作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。

御存知ですよね。「ずんだ餅」。

東北地方で、よく食べられているようですよ。

仙台駅でも土産物の代表的なものとして販売されてますよ。と言っても、JRの駅のみどりの窓口や券売機では、扱ってませんよ。仙台駅にある土産物売り場へ行って下さいね。

枝豆を潰した餡をまぶした餅ですね。

まず、「ずんだ餅」を作るには、スリバチとスリコギが必要です。

この整え方については、一例として、先ほど述べさせて頂きましたので、参考になさって下さいませ。

ずんだ餅」作りには、次に、枝豆が必要で、これは欠かせられません。

かりに、これを小豆でやりますと、たんなる餡ころ餅になってしまいますので、お気をつけ下さいませ。

枝豆を手に入れるには、これはこれで、結構手数がかかりますよ。

まず、栽培する土地を用意しなくてはなりません。購入するなり、借りるなり、とにかく栽培に必要な畑を用意しなくてはなりませんよ。

農地となりますと、それを本格的に経営するとなりますと、当該地域の農協に加入しなくてはなりませんよ。ようするに、農家となる訳です。

次に、その畑を耕す必要が御座います。それには、規模によりますが、広ければそれに見合った耕耘機が必要となりますな。農機具店へ行って、いろいろよく見て適切なものを入手しなければなりませんよ。農協でも、お世話してくれますよ。

そして、土地、早い話が畑を耕しまして、次に、良くならして、タネを蒔かなくてはなりませんよ。

タネを蒔く為には、まず、タネを入手する必要が御座いますよ。種物屋さんで、購入しますね。いろいろ種類が御座いますので、まー、好みのを購入することになるでしょうね。

どのようなのが良いかは、ヤッパリ、本場の北海道十勝地方の大豆農家を訪ねるのが最良でしょうね。なんたって、専門家ですから。

とにかく、枝豆のタネを入手したら、これを畑に蒔かなくてはなりませんよ。これも規模によりますが、種蒔き機を利用すると良いですよ。

それから、適切に肥料を施さなくてはなりませんよ。肥料についても十勝の専門家に尋ねると良いですよ。

芽が出て、だんだん伸びて、花が咲きますよ。

その後、サヤがしだいに膨らんできますので、出来具合をみて、収穫しましょう。

ズーッと最後まで実らせると、名前が変わりますからね。枝豆と言わず、大豆として扱われるようになりますから。

大豆になってしまっては、茹でて、スリバチですり潰すと、ミソと言う名前になりますから、ずんだ餅にはならず、ミソ餅となってしまいますから気をつけなければなりませんよ。

因に、大豆納豆にして、これをまぶすと、納豆餅になってしまいますよ。

さらに、大豆を粉にしますと、今度はきな粉と言う名称に変化しますよ。

これをまぶすと、きな粉餅、安倍川餅となってしまいますから。そうなってしまうと、ずんだとは、かなりの距離が出来てしまいますよ。

てなことでございまして、枝豆を入手するには、それなりにテマヒマがかかりますよ。

もっとも、ご近所のスーパーマーケットで、冷凍したものが売られておりますよ。茹でれば、すぐに使えて、便利ですよ。農地を購入するところから始めなくて良いですからね。

しかしですね。

ここで、冷凍物を使用するのは、邪道なのですよ。なんたって、ヒマ潰しの主旨に真っ向から反することですからね。

直に、枝豆餡ができてしまいますから、ヒマ潰しにはなりませんよ。

せいぜいヒマ潰しになるのは、茹でた枝豆のサヤから中の実を取り出す作業がありますな。これも、なんなく終わってしまいますが、一粒ずつに なった枝豆の薄皮を取り除く作業があるのですよ。この薄皮のままでも構う事はないのですが、薄皮を取り除くと、餡が滑らかになるのですよ。ですから、ここ は、ヒマ潰しの観点からも、ぜひとも薄皮を取り除くことをお奨め致しますよ。一粒ずつ。親指と人差し指で摘んで、ちょっと押しただけで、ピット飛び出しますから。

薄皮を取り除いた枝豆を、ここで、ようやくスリバチに投入と言う手順となるのですよ。

ここからは、ひたすらトントン ゴリゴリの繰り返しで御座います。

よくぞスリバチとスリコギを整えたものだと言うことを、しみじみ噛み締め、実感できるところであります。

ここをはしょって、粉砕器などで、一気にグイーンなんてやってはだめですよ。全然、ヒマ潰しになりませんからね。

そんなことをしたいお方は、最初すらずんだ餅を通販で取り寄せて、ぱくつけば良いのですよ。

枝豆をスリバチでトントン ゴリゴリとやりましてね、ほどよくトロミが出てきましたら、砂糖と塩を加えて、好みの味にしますよ。

砂糖や塩は、一度にどっと入れず、少しずつ入れて、味見をしながら仕立てるのが基本ですよ。

コンデンスミルク、練乳ですね。これを加えると、丸みを帯びた良い味になりますよ。と言っても、まー、好みですからね。各自の好みに合わせてやってくださいませ。

枝豆餡が出来れば、次に、餅を用意しなくてはなりませんよ。

餅は、餅米を材料につくりますので、まずは、餅米を用意しなくてはなりませんな。

分かってますね。まず、田んぼを用意しなくてはなりませんよ。

概要は、枝豆を手に入れる方法を前にお知らせしましたから、あれに準じて手にいれる事になりますよ。まー、2・3年は見て下さいよ。

先に、枝豆餡を作ってしまってからでは、具合が良くありませんよ。餅米を入手する前にいたんでしまいますから。

餅もですね。手頃な出来合いのものが、スーパーマーケットで売ってしますよ。角餅も丸餅も売ってますから、好みでお求め頂ければ、邪道ですが、手っ取り早いですよ。

餅は、すでに堅くなっていますから、これに直接、枝豆餡をつけて食べるのは、なかなか勇気が必要ですよ。堅くて、噛むのに骨が折れるよりも前に、歯が折れますよ。えらく高価なずんだ餅になってしまいすますから、気を付けなければなりませんよ。

堅くなった餅は、沸騰したお湯に、しばらく浸けておくと、柔らかくなりますよ。煮るのでは御座いませんよ。お湯に、餅を浸すのですよ。

柔らかくなった頃合いを見計らって、お湯から出して、枝豆餡をまぶして頂きましょう。

ゼンザイなどの場合は、餅を焼いて入れますが、ずんだの場合は、焼き餅にしない方が良いですよ。焼き餅は、トラブルのもとですよ。治めるのに、骨折しますよ。言い直し、骨が折れますから。焼き餅は禁物です。

餅は、なんたって、つきたてに勝る物はございませんよ。

つきたてを、好みの大きさにちぎって、枝豆餡の入ったスリバチに放り込み、適度にまぜて、ほどよく餡がからんだところで、早速頂きましょう。

畑や田んぼを買ってからでは、2・3年は掛かりますかね。それだけに、最初の一口は、なんとも言えない味わいですよ。

材料をスーパーマーケットで買って来た場合は、要領よくやれば、小一時間で食べられますが、一口目の感動が全く違いますよ。

最初から、スーパーにすれば良かったと、思う事、間違い御座いませんよ。

いくら、ヒマ潰しとは言え、ずんだ餅に2・3年も費やすことは、馬鹿げていますからね。

 

そんなことは、最初から分かっているよ、ってですか。

しかし、この話の主旨からしますと、ある程度は、ヒマ潰しにならないと、意味がありませんから、ずんだに限らず、万事ストレートにゴールに向かわず、あっちこっちにひっかかり、油を売りながらやるのが、ひま潰しの正道で御座います。

くれぐれも安易に邪道に踏み込み、一気にツーッとゴールインしないことが肝要で御座いますよ。

昔から言われているように、ヒマなら回れが、肝腎で御座います。

 

本日は、ヒマなら回れ、ヒマ潰しずんだ編を、かーるくこの辺で止めます。

お疲れさまで御座いました。

 

お後が宜しいようで。