《停念堂閑記》25

「停念堂寄席」25

 

言葉遊び」 (2017-03-18)

 

本日も、ようこそお出で下さいました。

厚く御礼申し上げます。

今日も、どうぞヒマ潰しにお付合い下さいませ。

話の内容は、毎度のアホくさい、バカバカしい、クダラない、の3拍子を兼ね備えた、そのとおりの、アホくさい、バカバカしい、クダラない、行き当たりバッタリの話で御座います。

とにかく、ヒマ潰しが、そもそもの主たる目的で御座いますから、この路線から外れないように、バカバカしく、参らなければなりません。

ヒマ潰しには、スリ鉢とスリコギ棒が、無くてはならない、必需品であります。

まず、スリ鉢に、ヒマの素を適量入れまして、スリコギ棒で、トントン、ゴリゴリと、潰していく分けであります。

 

それでは、今日すり潰すヒマの材料は、「言葉遊び」で御座います。

適量の「言葉遊び」を、スリ鉢に入れまして、スリコギ棒で、トントン、ゴリゴリと参ります。どんな味になるかは、まったくの行き当たりバッタリで御座いますので、途中、迷路に入り込み、行き倒れで、バッタリ倒れてしまうやも知れませが。その時は、その時で御座います。

それでは、参りましょうか。

 

いきなり私事で恐縮で御座いますが、私は、外国語が、全然ダメなのですよ。

あのー、威張っているわけでは御座いませんよ。

事実を、包み隠さず、申し述べただけであります。

本当ですよ。政治家の答弁とちがいますから。

ですから、例えば、イギリス人が、英語で言葉遊びをすると言うようなことは、私には、まったくできません。

英語には、英語の言葉遊びがあるのでしょうな。

どのように遊ぶかは、英語を使用する国や民族により、それぞれの文化によって、異なるところがあるのでしょう。

ヤッパリ、駄洒落もやってるんですかね。

日本での駄洒落は、小話でよくやられていますなー。

最もよく知られているのは、

「空き地に、囲いが出来たんだってねー。

へー。」

と言うのですなー。

誰でも、知ってますよね。掛詞の遊びです。

因に、「空き地に、囲いが出来たんだってねー。へー。」を、インターネットの無料翻訳サービスで、英訳してもらったら、

You got an enclosure in the vacant lot

Wow

となるんだって。

因に、因に、この英文を日本語訳にしてもらったら、

「空き地に、囲いが出来たんだってねー。へー。」

にならないのですよ。

空き地にエンクロージャーがあります

ワオ

となるんだって。

因に、enclosure エンクロージャーは、「取り囲むもの」の意味のようですが、一般的には、スピーカーを格納するものの意味で使うそうです。

まー、和製英語でいえば、スピーカー・ホックス てな、ところの物のようですなー。

と言うことは、

「空き地に、スピーカー・ボックスがある

 ワオ」

となるのでしょうかねー。

あんまり ワオ と言う気分ではありませんなー。

洒落になってませんよ。

まてよ。空き地全体に及ぶような、デカい、デカいスピーカー・ボックスが、空き地にあるのだ。となると、これは、ワオ はあり得るかもねー。

しかし、洒落にはなってませんね。

あまり真面目に考えては、いけませんよ。

英語には英語、フランス語にはフランス語なりの言葉遊びがあるのでしょうね。

小生は、もっぱら日本語での言葉遊びですな。

ヒマ潰しに、いい加減な駄洒落話をつくってみることにします。

舞台は、そうですなー。動物園にしましょうか。

 

最近は、ペットのネコが大人気のようですな。

動物園にも、ネコのコーナーが御座いますよ。

カドッコの方だな。

ネー コっちに来てみて。

あれれー、ちょっと様子が、ニャンともおかしいよ。

ベットにネコが、横たわってるよ。

いたずらネコが、ヤネから落っこちたんだって。

まー、ヤーネ。

木のネッコで、頭をうって、キャットと、鳴いたかと思うとネコんじゃったんだっさー。

ドジなネコだねー。

2匹いるけど、ドッチのネコだ。

大人しくしている方らしいよ。

ネコかぶってるな。

ここで一句。

ジャレかかる 親のシッポや 子猫ちゃん

 

隣は、イヌのコーナーだな。

今日は、気温が高いな。毛長のイヌは、暑そうだな。

アメリカ人は、あついイヌが大好きだよなー。

ホットドックってかー。

アメリカンリーグに、似たのがあるよ。

レッドソックス。 似てねー。かなり違うぞ。

大型犬のイヌ間に、小型犬が出て来て、挨拶していったよ。

こんチワワだって。

あれー。餌のお茶ワンにけつまずいたぞー。

足を痛ためたかなー。ケンケンしてるぞ。

病院へ行って、ケン康診断受けた方がいいな。

イヌが受ければ、ドックドックと言うのかなー。

イヌの駄洒落は、ワン パターンになりやすいな。

ここで一句。

英語塾 イヌと一緒に 一はワン

追加の一句。

英会話 イヌが話すは 一ばかり

 

イヌの隣は、ちつてと のコーナーだな。

何だ。その ちつてと と言うのは、ってですか。

た 抜きですよ。 タヌキ。

タヌキ から タ を抜いたら ヌキ だけになっちゃうな。

意味がとりにくくなっちゃうな。

ところで、タヌキは、満月の夜に、ハラヅツミを打つとか。

と言うことは、満月動物園は、すごく、やかましいようですなー。

ポンポコポン ポンポコポン ポンポコポン

お寺も、やかましいようですよ。

和尚さんも、つられて、ポンポコポンのポン だって。

誰が、言い出したのですかね。

タヌキは、他に、八畳敷きとか、風もないのに、ブーラブラなんて、言われていますな。

誰が、言い出したのですかね。そんなタヌキ見たこと御座いませんよ。

タヌキが、家を借りる時は、てーへんだな。

まず、玄関からして、8畳以上ないと、狭くて、入れないぞ。

玄関が、8畳以上の物件なんて、そーあるものではないよ。

オス3匹、メス2匹の5匹家族だったら、リビングは、25畳以上ないと、はいりきれないぞ。

タヌキにしてみれば、まったく余計なお世話と言うものですよね。

タヌキの場合は、駄洒落やらなくても、十分面白いから、手間かからなくて良いけど。

満月だったり、風吹かなければ、それだけで、笑えるのだから。

ここで一句。

月満ちて 吹く風もなく ブーラブラ

なんのこっちゃ。

あまりにも良い満月なので、散歩してるの。

 

タヌキの次は、キツネに決まってますよ。

キツネはタヌキと共に、化ける、人を騙す、と言われますなー。

キツネは、タヌキに比べると、なんとなく、顔つきが、ずる賢い感じが強いですな。

タヌキは、ちょっと見だと、なかなか愛嬌のある顔をしている様ですな。

あまり、しげしげと、観察したことは御座いませんが。

しかし、あの目の奥に、怪しげな何が潜んでいるな、と感ずる人が多いのでしょうな。

ひょっとして、ズルッコイのでは、とも感じられるようですよ。

タヌキは、いきなり大きな音に遭遇すると、気絶するらしいですな。

ハンターが、ズトーンとやったら、玉が命中しなくても、転がってしまことがあるようですよ。

ハンターは、命中したものと思って、油断すると、突然逃げちゃったりするらしいのですよ。それで、タヌキは死んだふりして、人を騙すと言われるようになったとか。

羊だったと思いますが、やはり突然大音響に遭遇すると、気絶して、コロンと倒れてしまうのを、テレビで見た事がありますな。

羊も、人を騙すと言うことかねー。

大音響を嫌う動物は、多いようですなー。雷が近くで鳴ると、イヌも嫌がりますよね。

カラスも、そのようらしいですよ。

突然、カラスの大群が、飛来して、近くの電線カラス一色になったことがあるのですよ。どうした事かと、驚いていたところ、お隣のご主人が、いつものカラスのネグラの付近で、雷が鳴りだすと、一時的に避難して来るんだよ、と言っておられました。よくある事の様です。

カラス避けには、雷の大音響を流し、強力なレーザー光線を照らしまくれば、効果的のようですな。

そんなことしたら、人間だって、たまらず、逃げ去りまっせー。

キツネは、人を騙すと、子供の頃、よく聞かされましたね。

畑の中を、キツネの後に着いて、歩き回っている人がいた光景を見た、と言うオジさんが、いましたよ。

あれは、キツネに騙されていたんだよ。と言っていましたね。

白粉を塗って、口紅をつけたキツネの後を、着いて歩いていたのですかね。

ところで、キツネは、本当に油揚が好きなのですかね。

昔、インド荼枳尼天(だきにてん)と言われる神がいたようですよ。

スゴイ神様にようですよ。なんだか、良くは分かりませんが。

尤も、このような神様のことが、とても良く分かるようになると、かなりヤバイ存在となる恐れもあるかも知れないので、分からないくらいのほうが、無難な様ですよ。

荼枳尼天は、ジャッカルの仲間だとか。そして、その起源は、インドのダーキニーで、裸身で虚空を駆け、人肉を食べる魔女なんだって。

分かりますか。なんだか分からなくなってきますねー。

こんなのが、すーっと、分かるようになると、ヤバイですよ。きっと。

これが、仏教ヒンズー教に取り入れられ、日本にも伝わって来たらしいのですよ。

そして、この神が、日本の稲荷信仰と結びついたらしいのです。

昔、インドでは、修行者が、荼枳尼天(だきにてん)に、好物のネズミのフライを供えたとか。

これが元で、ジャッカルキツネに化け、ネズミのフライが、油揚に化けたらしいのですよ。本当かね ?

キツネはネズミを餌にしますね。農民は、ネズミ退治をしてくれるキツネを大切にしたとのことですよ。

その結果、正一位稲荷大明神に、四つ足の殺生を嫌い、ネズミのフライの代わりに、豆腐の油揚をお供えするようになり、結局、キツネは、油揚が好きだ、と言う事になったらしいのですよ。

なんだか、キツネに鼻を摘まれたような話ですなー。

キツネは、ネズミが好物なのだから、生のまま上げればいいのに、なんで、油で揚げたのですかね。ネズミの唐揚げ。

人間が、これはネズミだよー、なんて言って、実は、豆腐油揚を供えた、とすれば、人間が、キツネを騙したことになりますなー。

人間は、ひとを騙す、と言うことは、誰でも知ってますなー。

永田町方面には、そんなのがイッパイ集まっているらしいですよ。

キツネとタヌキの騙し合い。満月の夜などは、すごい様ですよ。

キツネやタヌキは、森に住んでますね。森とは友達のようですなー。

あの人等、お稲荷さんを、食べてるのかねー。

時々、口を滑らせちゃったりしているのは、そのせいだなー。きっと。

目下、永田町方面の消防が大忙しの雰囲気ですよ。火消しにね。

なんだか、首相のお尻に火が付いたらしいですよ。

首相も、森と友達なのかねー。

まるで、カチカチ山みたいだなー。

蛇足ながら、キツネは、油揚を食べはしないそうです。

ここで一句。

永田町 キツネとタヌキの 騙しっこ

 

キツネの隣は、やけにノッポなのがいますなー。

あれー。水のかわりに、ビール飲んでる。

サッポロアサヒサントリーではないな。

キリンだ。

首がナゲーなー。

あれでは、ビールが胃に収まる迄に、かりの時間がかかりそーだなー。

途中で、ノドにくっ付いちゃって、缶ビール1・2本では、胃まで、届かないぞ。

モチを食べさせては、いけねーな。ぜってー、何処かで、詰まっちゃうな。

真ん中辺りで詰まっちゃったら、背中をトントンしたくらいでは、絶対、とれないな。

キリンにモチは、禁物。

やっぱり、エダマメだな。エダマメで、冷え冷えのビールだな。一番搾りか。

あまり飲ませ過ぎてはいけないな。

これで最後。これっキリンだよ。って言って聞かせなくては。

だまって飲ませておけば、キリンがないから。 ちょっと、苦しい。

夏の暑い日は、喉が渇いたら、てーへんだな。

あの長い部分が、カラカラになったら、半端な量ではダメだな。

どれくらい飲むのかね。

缶や瓶では役に立たないね。樽でなくては。

この間、ライオンを蹴散らしているキリンの動画が、テレビで放映されてましたよ。

ライオンが、キリンを襲ったらしいのですが、キリンの逆襲をくらって、蹴散らされていましたよ。

キリンに、まともに蹴飛ばされると、ライオンも、タジタジですなー。ノックアウトですわ。

ライオンは、百獣の王なんて、ウソだね。

ライオンは、デカい顔しているから、強そうに見えるだけだね。

本気を出すと強いのは、デカい顔してるヤツより、長い首してるヤツだね。

象だって、ライオンより強いから、やっぱり、デカい顔してるヤツより、長い鼻してる方が、本気を出すと、強いね。

デカい顔しているヤツは、実は、見かけ倒しで、恐れることはないよ。きっと。

デカい顔して、その通り、強いのもいますよ。

カバですよ。

カバの口は、バカでか。あの大口で、ガバってやられたら、ライオンの顔だって、ペタンコになるよ。

教訓。

超デカい顔しているヤツは、本当に強いかも知れない。

でも、カバにも弱みがあるのですよ。

水溜りの畔で、足を踏み外して、ひっくりかえった時ですよ。

皆んなに、バカにされるんだって。

 

本日のバカっ話は、これで打ち止めにします。

クダラナイ話で、恐縮で御座いますが、ヒマ潰しに、お役にたてば、幸甚で御座います。

またのお越しを、お待ち申し上げます。

お後がよろしいようで。