2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

《停念堂閑記》15

「停念堂寄席」15 『オー ノー』 (2016-01-11) ようこそおいでくださいまして、ありがとう存じます。 あのー、しょっぱなから、突然恐縮でございますが。 お客さん、気を失ったことございますか。 失ったと言っても、何処ぞで、落しちゃった、無くしちゃった…

《停念堂閑記》14

「停念堂寄席」14 『たまには 笑えない話』 (2015-12-31) 本日は、ようこそのお運びで、ありがとう存じます。 私ども噺家は、笑いを売ると言う「笑売」で御座います。 人間、大口おっ広げて、馬鹿笑いしている時が、一番しあわせなのですから。 みんな幸せを…

《停念堂閑記》13

「停念堂寄席」13 『判断の素』 (2015-12024) 本日は、ようこそのお運びで、厚く御礼申し上げます。 今日も、ひとつバカバカしいお笑いで、一時の幸せを味わって頂ければ、幸甚で御座います。 さて、生きておりますと、色々とやらなければならないことがござ…

《停念堂閑記》12

「停念堂寄席」12 『A(C) 〈エー カッコ シー〉』 ようこそのお運びで、有難う存じます。 毎度、馬鹿馬鹿しいお笑いで、恐縮でございます。 と言うのは、落語の入りの最も一般的なものでございます。 が、しかし、今日は違いますよ。今日は。 昨日も同じこと…

《停念堂閑記》11

「停念堂寄席」11 『暇つぶし』 (2015-12-18) よーこそのお運びで、有難う存じます。 毎度、馬鹿馬鹿しいお笑いで、恐縮で御座います。 もっとも、寄席での落語ですからね。 馬鹿馬鹿しくなければ意味ありませんから。 これが、馬鹿馬鹿しくない、くそ真面目…

《停念堂閑記》10

「停念堂寄席」10 《ニワトリかタマゴか ? 》 (2014-02-13) しばらくの間、「停念堂閑記」を休業しておりましたが、冬期は退屈凌ぎに、また少しの間、店開きすることにしました。 落語モドキのバカッ話を、恥は何処かへ吹っ飛ばして、開業します。年をとると…

《停念堂閑記》9

「停念堂寄席」9 (2014-02-13) 《お笑い逆転性理論》 毎度 馬鹿馬鹿しいお笑いで 恐縮でございます 世の中 難儀なこと続きで 大変でございます 毎日 毎日 ストレスがたまって 本当に 御愁傷様でございます しばし 馬鹿馬鹿しい お笑いで 幾分でも ストレス解…

《停念堂閑記》8

「停念堂寄席」8 《お笑い日本昔話》6 (2013-01-08) かなりネタに窮しておりますが、駄作ついでに、めげずにもう一つ紹介します。苦し紛れの「金太郎さん」です。 むかしむかし、あしがら山の山奥に、金太郎という名前の男の子がおりました。 (ちなみに、弟…

《停念堂閑記》7

「停念堂寄席」7 《お笑い日本昔話》5 (2013-01-07) 回数を重ねるにしたがい、次第に苦しくなり、オチも荒んでまいります。しかし、ここで退散するのもシャクですので、もう一つ参ります。いちおう「かぐや姫」をネタにしたものです。 今は昔、竹取の翁とい…

《停念堂閑記》6

「停念堂寄席」6 《お笑い日本昔話考》4 (2013-01-06) 自作のお笑い日本昔話をもう一つ紹介します。浦島太郎をネタにしたものです。 竜宮城にすっかり長居してしまった太郎さんは、乙姫さんからお土産の玉手箱を貰って、竜宮城を後にしました。浜辺に戻って…

《停念堂閑記》5

「停念堂寄席」5 《お笑い日本昔話考》3 (2013-01-05) 日本昔話をネタにした既製の落語のオチを紹介しているばかりでは、しようがありませんので、自作のを一つ紹介します。有名な「舌切り雀」の噺をネタにしたものです・ 心やさしい親切な婆さんは、招かれ…

《停念堂閑記》4

「停念堂寄席」4 《お笑い日本昔話考》2 (2013-01-04) 日本昔話をネタにしたお笑いをもう一つ紹介します。落語になっているので、知っている方も大勢おられると思います。 お爺さんが柴を刈りに行った山からの帰り道、ワナにかかって苦しんでいる鶴を見つけ…

《停念堂閑記》3

「停念堂寄席」3 《お笑い日本昔話考》1 (2013-91-03) 以前に、親しくして頂いていた方が、ある時、こんな話知ってる、と昔話の一節を披露してくれた。 裏の畑でポチがなく。正直爺さん掘ったらば、大判小判がザーク ザーク ザック ザク。 意地悪爺さんポチ…

《停念堂閑記》2

「停念堂寄席」2 《諺》 (2012-12-9) 以前、「情けは人の為ならず」の意味について話題となったことがある。この諺を「ひとに情けをかけることは、その人のためにならないのですべきではない」という意味に解釈している人が多いことが話題となったのである。…

《停念堂閑記》1

《おことわり》 これまで、「はてなダイアリー」を利用して「停念堂閑記」を、発信していましたが、このたび、「はてなダイアリー」の機能停止により、新たに「はてなブログ」を使用することにしました。「はてなダイアリー」に既発信のものを「停念堂寄席」…